公開日 2023年03月10日(Fri)
国際サイエンス研修 in 沖縄 の3日目。
早朝,散策をしていると森の中から鳥の声がきこえました。生徒たちも聞いていて,スタッフの方から「ヤンバルクイナの声だよ」と教えていただいたようです。
宿舎の目の前にある丘の麓にはリュウキュウコスミレが咲いていました。
丘の上で記念写真。ちなみに右後ろにある建物はお風呂で,「五右衛門風呂」もありビルスター先生が喜んでいました。
最終日の研修地は宿からバスで30分ほどのところにある「与那フィールド」。琉球大学の演習林です。
高嶋先生から世界遺産やんばるにおける林業,人と自然の共生等について教えていただきました。
敷地にあるセンダンの木にはノグチゲラが営巣のために開けた穴が5つもありました。バスで到着した時に鳴き声と木をつつく「ドラミング」の音が聞こえましたが結局姿は見られませんでした。
その後高嶋先生の案内で演習林内を散策。沢沿いの道はすがすがしく気持ちのいいひとときでした。
忘れそうになりますが,ハブの住む森だということも忘れてはいけません。
ヒカゲヘゴが亜熱帯であることを改めて教えてくれます。
やんばるの森ではヒカンザクラはすっかり葉桜になり,今はケラマツツジが満開を迎えていました。蝶ではすでにナガサキアゲハやオキナワカラスアゲハが飛び交い,季節の早さを感じさせてくれました。
3日間それぞれの研修地で多くのことを学び,沖縄の自然や生き物にも触れることができました。
想定以上に有意義な研修になりました。関係の皆様に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
生徒の皆さんには今回の研修で学んだことを自分のこれからの学習や進路に生かすとともに,他の生徒にも還元してほしいと思います。