校歌のこころをわかりやすく

公開日 2017年10月11日(Wed)

錦江湾高校には,非常に美しく,品のある素晴らしい校歌があります。

しかし,日常では,あまり耳にしない言葉が使われており,生徒(入学を希望している中学生)のみなさんには少し難しく感じるかもしれません。

そこで,今回は,「校歌のこころをわかりやすく」ということで,分かりやすい言葉で紹介したいと思います。

紹介する文章は2012年新入生オリエンテーションで,当時,1学年主任をされていた国語科のY先生が,新入生全員に紹介したものです。

私は,この文章(解釈)が大好きで,今でも大切にしており,生徒にもよく紹介しています。

 

まずは,オリジナルの校歌の歌詞から・・・

錦江湾高校校歌

国果つる 薩摩のまほら
錦江の 水洋々と
時じくに 島火を噴きて
秀霊の 精凝るところ
若人の 自律創造の
命燃ゆ
見よ鮮烈の 命燃ゆ


出づる日の たださす丘や
潮風に 蘇鉄葉光り
窓近く 雲は流れて
ひたぶるに 叡智を磨く
若人の 向学求真の
眉清し
見よ情熱の 眉清し


青雲の 心はろけく
先哲の あと継ぎ継ぎて
新しき 世を負ひ立たむ
ふみしむる 音高らかに
若人の 誠実協調の
歩は堅し
見よ溌剌の 歩は堅し

 

「校歌のこころをわかりやすく」から・・・

鹿児島は日本の南の果てたが
そこには美しい場所がある
錦江湾は 豊かな水を限りなくたたえ
桜島は 休むことなく火を噴き上げる
その美しい風景の 錦江湾高校には
すぐれた若者たちが選ばれて集まり
自分を鍛え 新しい自分を作り上げようとして
見よ!
命を激しく燃やしているではないか


朝日がするどく 真っ直ぐに射してくる丘で
蘇鉄の葉は 潮風に揺れて光り
流れる雲は 校舎の窓に迫り
錦江湾高校生は 一心に自分を磨いている
人生の答えを求めて学習に励む
その若者たちの表情は
見よ!
なんと清々しく
情熱にあふれていることか


高く垂直に晴れた青空のように
錦江湾高校生の志は はるか無限であり
先輩たちの築いた歴史を引き継いで
新しい世界を背負って立とうとしている
その新しい世界へ
友達と助け合いながら 一歩一歩
真っ直ぐに気持ちを込め しっかり歩いていく
その若者の歩みは
見よ!
なんと生き生きとして 確信に満ちていることか

 


見よ!この美しき錦江湾高校を!!

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