公開日 2025年07月29日(Tue)
2025年7月、香川県で開催された全国高等学校総合文化祭(かがわ総文祭)自然科学部門に、本校から2つの研究班(サクラ班・シジミ班)が参加しました。両班とも日頃の研究成果を発表し、多くの来場者や審査員の注目を集めました。
サクラ班は「サクラの花弁の散り方を紙で再現する」というテーマで発表。過去の先輩方の研究を引き継ぎ、サクラの花弁の落下パターンを紙片で再現し、形状の違いによって回転の有無や種類がどのように変化するかを詳しく検証する研究です。
シジミ班は「ムラサキツバメを取り巻く生き物たちの相互関係」というテーマで発表し、生物部門奨励賞(全国ベスト8)を受賞しました。ムラサキツバメというチョウとアリの随伴関係に注目し、アリの種類や寄生バチ・ヤドリバエなどの寄生率、随伴の有無による影響などを定量的に分析した研究です。
午後からは、参加生徒全員で香川県の屋島古戦場と、墓石の最高級石材である「庵治石」の石切り場を見学する巡検活動にも参加し、地域の自然・文化にも触れる充実した1日となりました。
全国大会という大舞台で、自らの研究成果を伝える経験は、生徒にとって大きな自信と学びになりました。