公開日 2025年10月20日(Mon)
本日5、6限の時間を使い、令和7年度の芸術鑑賞会が実施されました。今年度は、日本の伝統芸能でもある落語の鑑賞を行いました。落語鑑賞にあたって、春風亭山朝さん、鏡味仙志郎さん、桂雀三郎さんのお三方を招き、普段あまり触れる機会の少ない落語を生で見られることが出来ました。
芸術鑑賞会開始直後の生徒の様子です。初めて見る落語に興味津々です。
まずは、春風亭三朝さんによる落語の見方や落語とはどういうものなのかという解説が行われました。とても分かりやすい解説で、落語について理解が出来ました。簡単な小噺を聞き、落語のシステムについて理解が出来た後は、体育館中に笑いが響きました。
落語についての解説が行われたあとは、生徒による落語体験と鳴物体験が行われました。
落語家が登場する際の出囃子に合わせて太鼓を叩いている様子です。その場で叩き方を聞き、すぐに実践しました。即興ながらも、上手に太鼓を叩きました。
小噺を披露している様子です。どの生徒も若干緊張しているようでしたが、それでも堂々とした小噺披露が出来ており、初めてとは思えないほどでした。
体験した生徒が感想を述べました。普段なかなか出来ない貴重な体験となったのではないでしょうか。
体験が終わった後は、お三方による学校寄席が行われました。
春風亭三朝さんの落語の様子です。江戸落語の言葉の使い方やテンポなど、普段の話し方との違いにも注目して鑑賞しました。登場人物によって声の出し方を変えたり、顔の向きを変えたりと学んだことに気づきながら鑑賞が出来たのではないでしょうか。
つづいては鏡味仙志郎さんによる曲芸の披露が行われました。傘の上で玉や升、茶碗を転がしたりする素人にはとても真似できそうにない圧巻のパフォーマンスに、生徒たちは驚きの声をあげました。
最後は桂雀三郎さんによる落語の披露です。今度は江戸落語とは異なり、大阪の上方落語を実演。関西弁による落語で、私たちがイメージする落語とはまた違った面白さを体感することが出来ました。
最後は生徒代表挨拶と生徒会役員による花束贈呈の様子です。落語の面白さ、奥深さを教えてくださったお三方に向けて、感謝の拍手が体育館内を包み込みました。
生徒たちは普段触れる機会の少ない落語を実際に生で鑑賞し、伝統芸能の落語の魅力について理解できたのではないでしょうか。これからも日本の伝統に触れ、日本に生きる者として愛国心や豊かな情操を養っていってほしいものですね。
今回芸術鑑賞会にあたって本校にお越しくださって落語を披露してくださった春風亭三朝さん、鏡味仙志郎さん、桂雀三郎さん、本当にありがとうございました!!