公開日 2025年12月23日(Tue)
12月22日(月),サイエンス研修が行われました。本来8月に計画していましたが,台風の接近により延期になっていました。
まずはバスで指宿市の鰻池に到着しました火山活動の結果できた湖で,地質図と見比べると不連続な,突然できている構造に気づきます。
火口湖にはどのような生き物がいるのでしょうか。淡水性のエビを探しましたが,寒いためかわずか1頭,多量のブルーギルがいました。外来種問題は,身近なものなのですね
次は初めての「スメ」体験です。温泉の蒸気で調理するもので,鰻池周辺では共同の調理場があります。
蒸気が高温なので,手袋をしてセットします。
ゆで卵や野菜などが,大変おいしく蒸し上がりました。
町中の蒸気にも硫黄が含まれており,噴気孔には硫黄の結晶がついています。温泉地ならではの,地球の息吹を感じる現象です。
続いて山川の地熱発電所を見学します。
住居で用いていた蒸気とは規模が違う,発電施設です。
蒸気を使ってタービンを回り,発電させます。地下深くから取り出した蒸気や熱水にはヒ素が含まれており,取り扱いには注意が必要です。
ここでも地質図を見れば,なぜここに地熱発電所を作ろうとしたのか,その理由がわかります。地中をボーリングしながら地質図を作ってきた,先人の遺業に感謝です。
無事に学校の帰着し,解散式です。とっっても楽しい経験ができました。
地学:成尾先生,水生生物:讃岐先生,ありがとうございました。1,2年生の経験が,今後の課題研究などに生かされることを期待しています。
